「体のどこかに、いつの間にかできものができていた」「大きくなってきたけど、これって何だろう?」と不安に思っていませんか?皮膚にできるできもの、いわゆる「皮膚腫瘍」は、良性から悪性までさまざまな種類があります。自己判断で放置すると、悪性の場合には命にかかわることもあり、非常に危険です。
皮膚腫瘍
皮膚腫瘍

「体のどこかに、いつの間にかできものができていた」「大きくなってきたけど、これって何だろう?」と不安に思っていませんか?皮膚にできるできもの、いわゆる「皮膚腫瘍」は、良性から悪性までさまざまな種類があります。自己判断で放置すると、悪性の場合には命にかかわることもあり、非常に危険です。
皮膚腫瘍とは、皮膚の細胞が異常に増殖してできるできものの総称です。良性のものから悪性のものまで、非常に多くの種類があります。
良性の皮膚腫瘍は、基本的には命にかかわることはありませんが、見た目の問題や、衣服との摩擦による炎症などを理由に治療することがあります。
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
「年寄りのいぼ」とも呼ばれ、顔や首、手足などにできる茶色や黒っぽいできものです。加齢や紫外線の影響でできることが多く、多発することもあります。
軟性線維腫(なんせいせんいしゅ)
「スキンタグ」とも呼ばれ、首やわきの下などにできる、やわらかい小さなできものです。摩擦が原因でできることが多く、多発しやすい傾向があります。
尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
「いぼ」とも呼ばれ、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によってできるものです。手足などに多く、表面がザラザラしています。
上記以外にもさまざまな皮膚の良性腫瘍は存在します。
悪性の皮膚腫瘍は、「皮膚がん」とも呼ばれ、早期発見・早期治療が非常に重要です。
基底細胞がん
日本人で最も多い皮膚がんです。顔にできることが多く、黒く盛り上がった、中心がへこんだようなできものとして生じることがあります。タイプにより、さまざまな形態を取ることがあります。転移は稀ですが、放置すると徐々に大きくなり、皮膚組織を破壊します。
有棘細胞がん(ゆうきょくさいぼうがん)
日光角化症などのいぼのようなできものや、やけどの跡などから発生することがあります。表面がジュクジュクしたり、潰瘍(かいよう)になったりします。転移することもあり、早期発見が重要です。
悪性黒色腫(メラノーマ)
ほくろに似た皮膚がんです。非常に悪性度が高く、転移しやすいため、早期発見が非常に重要です。
皮膚腫瘍は、その見た目だけでは良性か悪性かを判断するのが非常に難しいため、必ず皮膚科専門医の診察を受ける必要があります。
皮膚科では、以下の方法で皮膚腫瘍を正確に診断します。
視診・触診
できものの形、色、硬さなどを医師が直接確認します。
ダーモスコピー検査
特殊な拡大鏡(ダーモスコープ)を使って、できものの内部構造を詳細に観察します。この検査は痛みもなく、皮膚がんの可能性を高い精度で判断できます。
病理組織検査
皮膚がんが疑われる場合は、できものの一部または全体を切除し、病理検査に提出して確定診断を行います。
良性の皮膚腫瘍と悪性の皮膚腫瘍では、治療法が大きく異なります。
良性の皮膚腫瘍の治療
見た目が気になる、または炎症を繰り返す場合などには、切除手術や炭酸ガスレーザー、液体窒素療法などで除去します。
悪性の皮膚腫瘍(皮膚がん)の治療
皮膚がんと診断された場合は、手術による切除が治療の第一選択となります。切除範囲は、がんの種類や進行度によって異なります。必要に応じ、提携病院へのご紹介をいたします。
皮膚がんは、早期に発見すれば高い確率で治癒が期待できます。日頃から、ご自身の皮膚の状態をチェックする習慣をつけましょう。

当院では、良性の腫瘍に対しては炭酸ガスレーザーによる治療または手術治療のどちらかを選択し、対応します。顔などで整容的な手術が必要な場合には、提携している形成外科をご紹介することも可能です。
皮膚腫瘍は、誰にでもできる身近なできものですが、中には皮膚がんという重篤な病気が潜んでいる可能性もあります。
ご自身の皮膚に「今までなかったできものができた」「大きくなってきた」「色が変化してきた」といった気になる変化があれば、自己判断せずに早めに皮膚科にご相談ください。私たち桑園オリーブ皮膚科クリニックは、札幌市の地域の皆様の皮膚の健康を守るお手伝いをしたいと考えています。
本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、札幌市の桑園オリーブ皮膚科クリニックにお気軽にご相談ください。
