2026年3月12日

自己判断が危険な理由を皮膚科医が解説
顔のシミについて相談される患者さんはとても多く、
「このシミは取れますか?」という質問をよくいただきます。
年齢とともにシミが増えてきたと感じる方も多いと思いますが、
実は一言でシミといっても いくつか種類があります。
見た目が似ていても原因や治療方法が異なることがあるため、
シミの種類を正しく理解することが大切です。
代表的なシミの種類
皮膚科では主に次のようなシミを診察します。
老人性色素斑
いわゆる一般的なシミで、紫外線の影響により徐々に増えていきます。
顔や手の甲など日光が当たりやすい部分にできることが多いのが特徴です。
肝斑
頬を中心に左右対称に出ることが多く、30〜40代の女性に多くみられます。
摩擦や刺激によって悪化することがあるため、治療方法には注意が必要です。
そばかす(雀卵斑)
小さな茶色い斑点が多数みられるのが特徴で、若い頃からみられることが多いタイプです。
遺伝的な要素が関係するといわれています。
炎症後色素沈着
ニキビや湿疹、虫刺されなど皮膚の炎症が治ったあとに残る色素沈着です。
時間とともに薄くなることもありますが、長く残ることもあります。
治療を間違えると悪化することもあります
シミの種類によって治療方法は異なります。
例えば
レーザー治療が有効なシミ
内服薬や外用薬が中心になるシミ
刺激を避けることが重要なシミ
など、それぞれ対応が異なります。
特に肝斑の場合、刺激の強い治療によって
かえってシミが濃くなることもあります。
そのため、自己判断で治療を始めるよりも、
まずシミの種類を正しく診断することが大切です。
シミの原因として多いもの
シミの原因として多いのは次のようなものです。
紫外線
摩擦(洗顔やマスクなど)
炎症
加齢
特に紫外線はシミの大きな原因といわれています。
日常生活の中でも、日焼け止めなどの紫外線対策は重要です。
気になるシミがある場合
次のような場合は、一度皮膚科での診察をおすすめします。
シミが急に増えてきた
濃くなってきた
治療を考えている
本当にシミなのか判断がつかない
診察ではシミの種類や状態を確認し、
その方に合った治療方法についてご説明します。
気軽にご相談ください
シミは命に関わる病気ではないことが多いものの、
見た目の悩みとして長く気になる症状でもあります。
気になるシミがある場合は、
どうぞお気軽に皮膚科へご相談ください。

